静かな時間



そらを見上げると、月が丸く輝いて、

今夜もまだまだやらなきゃ苦しくなる切迫感を数えて、ため息をつく。

ブルームーンと言うらしい。

患者さんで入院中のお婆さんが、病院の窓から眺めていた時に教えてもらった。

明朗なしっかりした患者さんで、左肩関節のオペで、入院していた。

無事に手術は、終わったかな

 

人は、いつまでも、痛みから逃れるのは困難だし、脳の機能を失わない限り、生かされてる。

 

この世にモブはいない

 

いつからか、悔しさみたいな、恥ずかしいやらの感情が薄れている自分をなんも感じない。

 

でも、痛みは、なんだろう、耐えられないようで苦しまないようにもがいて、何かしらの行動をとってしまう

 

諦められないのか、甘えたいのか

 

いつか、周りも自分も、灯火が消えていく

消えるその時には、痛みを感じないといいな